春泥

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暖かくなった。今日は久しぶりの休日で昼まで寝ていた。

雷が鳴ったかと思うと陽がさして明るくなったり、曇り空になったり、これこそ春らしい落ち着かない日である。風、雨、花、そして鬱。

頼山陽の七絶を思い出して、また引っ張りだして読んだ。

   嵐山ニ遊ブ
 
 春風吹雨過西溪  溪上游人路欲迷
 女伴相呼聯袂去  紅裙半濕落花泥
 
  春風、雨ヲ吹キ、西溪ヲ過ギ、溪上ノ游人、路ニ迷ハント欲ス。
  女伴アヒ呼ビ、袂ヲ聯ネテ去キ、紅裙ナカバハ濕ル、落花ノ泥。

泥に落ちた桜の花瓣がほのかな色気を放つ。中村真一郎著『江戸漢詩』 p.122。
 

江戸漢詩
中村 真一郎
岩波書店 (1998/01)

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Written by isao at 2006年4月 8日 15:23.

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