アクセント付文字のアキ

| | コメント(0) | トラックバック(0)

pLaTeX では和文と欧文の間に四分アキが自動的に挿入される。非常にバランスがよいのだが、アクセント付き T1 フォントエンコーディングなどの欧文文字は、なぜかこの制御の対象にならず、pLaTeX のバグではないかと疑われる。

これをどうやって対策すればよいかずいぶん悩んだ。しかし藤田先生の『LaTeX 本づくりの八衢』を調べると、このあたりの対処のヒントがきちんと書かれている。本書は 9 年前に入院生活のなかで読み、LaTeX の調整にここまでこだわるひとがいるものなんだと感心したものであった。さすが。

本書によると、pLaTeX は欧文と和文のアキを文字の属性 \xspcode で管理していて、値により前後にアキをいれるかどうかを決めている。もっぱら約物の組み方調整に使われるようである。

和文と隣合わせになったとき鋭アクセント付 A の前後にアキを挿入するためには、X"C1 の \xspcode に 3 を設定する。次のような例文をタイプセットして見比べてみるとよい。

和文中のAと\'Aとでアキが違う.

\xspcode"C1=3% A with ecute accent.
和文中のAと\'Aとでアキが揃う.
xspcode.jpg

藤田眞作先生の『LaTeX 本づくりの八衢』、もうひとつ『LaTeX まくろの八衢』は絶版になってしまって、いまは手に入らなくなってしまった。どちらも pLaTeX-2.09 仕様準拠であり、現在主流の pLaTeX2e からすると古色を帯びてしまっている印象があるが、マクロ調整の内容はこんにちも意味をまったく失っていない。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: アクセント付文字のアキ

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://nox-insomniae.ddo.jp/cgi-bin/mt-tb.cgi/135

Comments


画像の中に見える文字を入力してください。

Profile

ISAO。システムエンジニア。昭和 30 年代を懐かしむオヤジ。ロシアに興味があります。
[more], [About our site]

Notice

この文書はフィクションであり,実在する個人,団体等とは一切関係ありません。

文書の記述内容は無保証です。不適切な表現があればコメントにてご指摘ください。

管理者が公序良俗に反すると判断したコメント,トラックバックは,断りなく削除される場合があります。

Links

About this entry

Written by isao at 2006年9月13日 07:11.

Previous: 恩田陸『三月は深き紅の淵を』

Next: russianb.ldf

Recent Entries in Main Index.
All Entries in Archive Index.

Web Pages

Powered by Movable Type 4.1