2006年11月Archives

izhitsa-ltn 改訂

昨日,Izhitsa-ltn 教会スラヴ語 LaTeX パッケージを修正した。Izhitsa-ltn はもう五年近く前に,Oleg Motygin 氏のパッケージを pLaTeX でも使えるようにしたものだ。OldSlav を公開したいまとなっては,私にとってもう手を加える気はなくなってしまっていたが,I 氏からのご連絡で METAFONT ソースに問題があり,CVS 環境作成途中で放置していたコードを久しぶりに眺めることになった。

問題は I 氏が PDF を生成するとある文字が別のものに入れ替わってしまうというものだった。私は PDF 作成を UNIX dvipdfmx で行っており,この場合問題ないのだが,Windows の DVIOUT から呼ばれる PDF ゼネレータで作成するとだめのようである。原因がさっぱり分らなかったが,入れ替わる文字を調べると,METAFONT の定義が重複しているところがあり,この結果,Type1 フォントを生成する Windows ソフトが誤動作(間違いはこちらにあるのだけど)したらしい。

METAFONT ブックを片手に,ソースの構造を復習しなければならなかったが,修正はさっさと終わった。I 氏は Type1 フォントを生成してご利用なさっていた延長で問題が出た,ということもあり,私も mftrace で Type1 を生成して確認し,ついでにこれをパッケージに添付することにした。

mftrace は Python と T1util を予め組み込んでおく必要がある。izhitsa の pfb 生成にはエンコーディングを指定しなければ 128 番以上のグリフがきちんと生成されないことも教えられた。また pfa フォントを pfb フォントと一緒に TeX ツリーに格納してしまうと,Type1 が使用されずビットマップが使われてしまうことも知った。

% mftrace -e tex256.enc izhkoi8
% t1binary izhkoi8.pfa izhkoi8.pfb
% cat > izhitsa-ltn.map
izhkoi8 izhkoi8 <izhkoi8.pfb
(Control-D)
# su -m
# mkdir -p $TEXDIR/fonts/{map/dvips,type1}/izhitsa-ltn
# cp -p izhitsa-ltn.map $TEXDIR/fonts/map/dvips/izhitsa-ltn/
# cp -p izhkoi8.pfb $TEXDIR/fonts/type1/izhitsa-ltn/
# mktexlsr
# updmap-sys --enable Map izhitsa-ltn.map

これで Type1 フォントが使えるようになった。古いビットマップフォントは削除しておく。

% su -m
# find /var/tmp/texfonts/pk $TEXDIR/fonts/pk -name "izhitsa*" -type d | \
  xargs rm -fr
# mktexlsr

新しい版 izhitsa-ltn-1.1.{zip,tar.gz} を公開したけれど,まだドキュメント(インストール部分)が古いまま。TDS の構造でパッケージアーカイブを作ったのでユーザもだいたい分るかなと勝手に考え,こちらはそのうちにということで。

nicola

小学校6年生になる娘がなにやら見ているので,覗いてみたら『nicola』というローティーン向けの雑誌。新潮社も『フォーカス』以降世の中に身の丈を合わせるのが上手くなった。「おめえ,バカギャルなんかになったら承知しねえぞ!」と一喝して,ちょっと見せてもらった。

表紙には「仲仔と食べてマヂうめえ — 運動会のお弁当」などのタイトルが並んでいる。「仲仔」とは仲良しの女の子のことなんだそうである。「おしゃれ」のことを「オサレ」というらしい。冗談頁にこんなのがあった。「『どんより』という言葉を使って文を作りなさい,という国語のテストの回答 —『うどんよりラーメンが食べたい』」。同じように「浮世絵」は「乳世絵」,「日露戦争」は「露出戦争」などなど。

二人でけたけた笑った。なかなかでなくなくなくなぁーい?

FreeBSD 6.1-RELEASE

先週の土曜日,ThinkPad X20 のディスクがクラッシュし,mount できなくなってしまった。fsck を何度か実施して復旧を試みたけれど,ダメ。幸い,readonly でデータの読み出しができ,ssh が動いてくれたおかげで,自分のホームディレクトリデータをネットワーク越しに PowerMac-G5 に保存することができた。受信メールや作成した文書,プログラムが失われずにすんだだけありがたい。

いい加減使い古したノートPCなので,ディスクを買い換える必要は認識しているのだけど,お金もないし買いにいくのも面倒だ。HDD 交換作業を思い浮かべただけで辟易してしまう。まあいいかと,半壊のこのディスクに FreeBSD 6.1-RELEASE をインストールした。OS やらアプリケーションやら,自分のデータやらを再インストールするはめになり,これまたもううんざりである。とりあえず X11,Enlightenment,ブラウザ,Wnn7,Emacs 環境まではできた。まだ TeX や Java 開発環境などの大物が残っている。

今日お午に溜池交差点で信号待ちをしていたら,おじいさんがドンブリ二つをのせたお盆を肩に担いで自転車で走ってくる。虎ノ門/赤坂くんだりの官庁・ビジネス街では,その昔ながらの出前姿はちょっと意外で打たれた。おじいさんは東芝 EMI を通り過ぎて消えた。親子丼でも食べよ,と「なか卯」に入った。

寒暁や会議の合間に爪を剪り。全然関係なし。

寅さん

お午のあと子供たちと寅さんの DVD を観た。娘が大好きで昨日またまたツタヤで借りた。マドンナは八千草薫。もう三十年以上前の映画。商品を売りつける寅さんのあの口上はやはり最高。

ちょっとまえの月夜の写真も。なんか魔物の目みたいで面白かったので携帯のデジカメで撮影した。

oct_moon.png

Moon Calendar

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ISAO YASUDA。システムエンジニア。神奈川県在住。昭和 30 年代を懐かしむオヤジ。ロシアに興味があります。
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