本日 25 日,東京交響楽団川崎市民コンサートに出かけた。今回も長男の学校のコネでチケットを安く入手できたのだ。ミューザ川崎シンフォニーホール。オーストラリア・ウーロンゴン市姉妹都市交流 20 周年記念との副題がついた催しであった。もともと妻と行く予定だったのに,妻は突発性難聴の治療のため,娘が代わりに行くことになった。
演目は,ベルリオーズ作曲序曲「ローマの謝肉祭」作品 9,モーツァルト作曲ピアノ協奏曲第 20 番ニ短調 K.466,ドヴォルザーク作曲交響曲第 9 番ホ短調作品 95「新世界より」。演奏は東京交響楽団の管弦楽,ジェシー・ピナッツァのピアノ独奏,飯森範親の指揮。
モーツァルトでは少し管の音が大きいのが気になったけど,ちょっとバロックアンサンブルを思わせる弦の味わいがあって個性的な演奏だった。ソリストはベージュのスーツにネクタイ姿で,よそ行きのビジネスマンを思わせる美男子であった。「あのピアニストすごい緊張してる。だから手のひらに汗かくんだよ」とピアノを習っている娘が指摘した。でも,モーツァルトを聴かせてくれたと思わせるだけの,軽やかで立派なソロだった。
それにしても飯森範親はただものではない。「耳にタコ」の「新世界」が新鮮に聞こえた。第二楽章のあの有名なイングリッシュホルンの旋律を支える弦楽アンサンブル,弦楽八重奏のくだりの精妙さに驚いた。
「新世界」が大好きな娘も満足していた。「コンサートホールでオーケストラを聴くとすぐまた来たくなるんだよなー」とか娘と話ながら,ロビーから出ようとしたとき,鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハ・ブランデンブルグ協奏曲全曲演奏会のポスターが目に留まった。

