プロ野球・巨人対阪神

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しばらく見ないうちにプロ野球がちょっと面白い様子。巨人が一時十ゲーム以上差をあけられていた首位阪神をこのところ猛追していて,今日の時点で三ゲーム差とのこと。オヤジ軍団阪神は暑い夏をやはり無事には越せなかった一方で,金に糸目をつけずに他チームから選手を引き抜いた金満軍団巨人はやはりじわじわとその効力を発揮しつつあるということか。

私は子供のころからの阪神ファンである。幼いころ,父が白黒テレビで野球を観ていた時代,巨人が打ち,阪神が投げている映像ばかりが私の記憶に残っている。要するに巨人がいつも勝ち,いつも攻撃していているイメージが強かったのだろうと思う。「20 勝 7 敗」などというようないまでは信じられないエナツ登板時のキャプションがテレビに流れていて,タブチの 背番号 22 の後ろ姿ばかりが焼き付いていて,阪神は守ってばかりいたのである。大喜びしているオー,ナガシマ,ホリウチ,クロエ,タカダ,モリ,カワカミばかりがテレビに映っていた印象がある。そういうとき父は不機嫌で,なんで面白くもない野球なんかを観ているのかと私は不思議に思ったものであった。父も阪神ファンだったのである (南海ホークスが彼のいちばんの贔屓であったが,テレビではセントラルリーグの試合しか放映されなかったので,阪神を応援している姿しか私の記憶にない)。

そのころ巨人軍 — 巨人だけが「巨人軍」と軍隊のような呼ばれ方をするのはどうしてか — は助っ人外人を雇わないのがポリシーで,日本純血を売り物にしていたようである。また,オーやナガシマには「紳士」のイメージがあった。ヤクザで下品な阪神と阪神ファンとは大いに違ったのである。長ずるに及んで私も阪神ファンとなってしまったが,どうやらこのへんに理由がありそうである。現代の弱い日本にいじましい愛情を覚えてしまうのも,どうやらこのへんに理由がありそうである。現代の上品ぶった清潔な日本に嫌悪を覚えてしまうのも,どうやらこのへんに理由がありそうである。

さて,金満巨人はオヤジ阪神に対して逆転優勝できるんでしょうか!? もちろん私は阪神の優勝を望んでいる。しかし,この元気のない日本が全国区・金満巨人軍の歴史的逆転の栄光で少しは自信を取り戻すのなら,そのほうがよい。

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ISAO YASUDA。システムエンジニア。神奈川県在住。昭和 30 年代を懐かしむオヤジ。ロシアに興味があります。
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Written by isao at 2008年9月18日 00:18.

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