OldSlav 教会スラヴ語 \today 出力

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OldSlav 教会スラヴ語自作 LaTeX パッケージの \today 命令出力を教会スラヴ語に相応しい形式で出力する方法を考えていた。これまでは教会スラブ語固有の日付出力方法が思いつかず,ロシア語で出すようにしていたのである。

古代ルーシには固有の月名,というか一年における時期の区分があったわけだが,それで月日を出力するのも時代錯誤のような気がする。日本語 pLaTeX2e でも \today 命令は現在の日付を「2009 年 2 月 1 日」などと出力する。これを「二千九年如月朔日」なんて古典的名称で出力したら,偏向を帯びる。気取りが過ぎて気味が悪い。教会スラブ語でもやはり,その雰囲気を保ちつつ,ある程度の近代的な出力を目指すべきだろう。

いろいろ調べ,考えた末,ローマ暦に由来する月名称と教会スラブ語数値表現で行うことにした。月の名称は,19 世紀ロシア正教会で用いられた требник 聖事経 — 儀式や祈禱奉事についてしるした正教会文献 — を典拠として採用することにした。インターネットで 1882 年の写本を見つけたのである。これなら現代ロシア語との乖離も少なく,月名の意味もわかりやすい。以下に現代ロシア語とともに,教会スラブ語として採用した月名を示す。


- 1月 — Январь — І҄аннѹа'рїй
- 2月 — Февраль — Феѵрѹа'рїй
- 3月 — Март — Ма'ртъ
- 4月 — Апрель — А҄прi'лїй
- 5月 — Май — Ма'їй
- 6月 — Июнь — І҄ѹнїй
- 7月 — Июль — І҄ѹлїй
- 8月 — Авгст — А'ѵгстъ
- 9月 — Сентябрь — Септе'мбрїй
- 10月 — Октябрь — О҄ктѡ'брїй
- 11月 — Ноябрь — Ное'мбрїй
- 12月 — Декабрь — Деке'мбрїй

もちろん,ロシア語で月名を出力する現行仕様もオプションとして残すべきだと思う。時間が取れれば,この \today 出力改造をしようと思っている。

Moon Calendar

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ISAO YASUDA。システムエンジニア。神奈川県在住。昭和 30 年代を懐かしむオヤジ。ロシアに興味があります。
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Written by isao at 2009年2月 6日 01:51.

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