阪神サヨナラ勝ち!

今日から甲子園球場で「伝統の」阪神・巨人戦。4--3 で阪神がサヨナラ勝ちした。スポーツ報知目線でいえば「巨人軍がサヨナラ負けを喫した」。よしよし。

私は不熱心な阪神ファンで,タイガース野球そのものにはあまり興味がない。フーリガン的阪神ファンこそが好きなんである。「エラそうに,まあえぇわ,ちょっと見たろかぁ」の,あの一種独特の冷笑家精神が好きである。関西の阪神ファンの大勢は讀賣巨人のなかに「ええかっこしぃの東京モン」の権化を本能的に認知している。東京の育ちのよい,コミュニケーションにおいて脆弱な若者は,関西企業に就職すると,まず手始めとしてこの冷笑的な ritual に晒される。そして,おそらくは耐えられなくなる。東京のテレビ局に来て顰蹙を買う関西芸人がいるのは,場の逆転現象である。お高くとまったテレビ局への面当てに文字通り「ケツを捲った」笑福亭鶴瓶はその代表(でも最近,吉本興行が本格的に東京に進出したのに伴い,東京のテレビに出て来る関西芸人は「お上品」になってしまい,ホントつまらなくなった)。

関西の野球放送では,敵チームを臆面もなくさんざんにコキ降ろしつつ,タイガースのチャンスでやんやの喝采を送る「裏音声」があるそうである。私が大阪にいたころはこんな楽しいフィーチャはなかった。是非一度私も見てみたいと思っているが,まだ叶わない。こういう関西の姿は,東日本の,きれいごとしか言わず,自分こそが「標準」で「正しい」と信じて疑わない人の目には,「下劣」・「大人気ない」と映るのではないだろうか(陰口大好き2ちゃんねらーがそういう関西を「下品」だとパソコンのモニターに向かって詰るのも,お上品な日本の清潔漢ブロガーが,公共メディアでありながら日本をコキ降ろす韓国スポーツ報道に対し,あるいは国母スノーボード選手・朝青龍の振る舞いに対し,「品格」をホザいて憤慨しているのも,私にはまったく同じに見えてしまう。等しく「東京」的に見えてしまうのだ)。関西人がそういうことを意識的にやっているのだとは知らずに。関西人はその上で「東京モン」を嘲っているのである。

私もこの関西人的「下品さ」に浸っていたからか,「東京」的マスコミ報道の「東京モン」ぶりを嗤わずにはおれない。「東京みたいなとこに人が金で集まりよるから日本がアカンようになるんじゃ」と真剣に考える関西人がいるはずである。そう,橋下さん,大阪都を作って是非東京を見下してください。日本は中央集権的な時代よりも戦国時代や幕末のように地方同士で憎み合う時代のほうが,優れた人物が輩出しその結果国力が高まったという歴史をもっている — そうはいえないか?

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ISAO YASUDA。システムエンジニア。神奈川県在住。昭和 30 年代を懐かしむオヤジ。ロシアに興味があります。
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Written by isao at 2010年4月30日 22:43.

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