昨日は憲法記念日だった。
朝日新聞朝刊 1 面に改憲世論調査結果が掲載されていた。「9 条改正 67% 反対」とのことだった。それでも改憲不要 39% に対し,必要 47% と改憲賛成のほうが多いのはどうしてか。象徴天皇の条文だろうか。二院制の問題だろうか。朝日には,9 条以外の改憲議論にもう少し光を当ててほしかった。
憲法改正論者には,現憲法が米国押付けによって成立したとでもいうような点(古関彰一『日本国憲法の誕生』は,この「押付け」成立論を否定している)に自立精神の欠如を見て現憲法を否定する人が多いように見受けられる。私には動機でものごとの正否を判断するような馬鹿げた考えに思われる(横道に逸れますが,新字体・現代仮名遣いを否定する人たちもこの手の安直な「自立精神」論者が多い)。そのくせ彼らは,滑稽にも,大日本帝国憲法のようなそれこそ「輸入品」に憧憬を覚えていたりする(横道に逸れますが,「正字正假名」論者も,滑稽にも,明治時代の書き方を「日本の傳統」などと騙る)。何故,戦後の日本人の決断に意義を見出せないのか。酷い話になると,石原東京都知事などは日本国憲法の「文体」が気に入らないなどと言っている。石原文学の「文体」のほうがその和製マッチョぶりで私にはよっぽど酷いものに感じられるのだが。
私は改憲反対である。保守だからである。戦争放棄も,象徴天皇制も,二院制も,変える必要性をどこにも見出せない。
妻と池袋に行った。まずは腹ごしらえ。カジュアルなフレンチを東通りの小さなお店でいただく。「牛のタルタルステーキ」を注文したのだが,火が通っているので,なんのことはない,ただのハンバーグであった。薬香が効いて旨かった。
そのあと,ジュンク堂で本巡り。この書店,私がかつて見た最大クラスの店構えである。本棚を眺めながら散歩気分で店内を歩いた。散歩は何も町並,自然,人を眺めて歩くばかりじゃない。この国の人々の関心事を書物の背表紙で総覧するのも面白い。ジュンク堂はまさにそういう散策のできる本屋である。
中西進著作集,江戸漢詩文学論集,日本画家・速水御舟の画集,ロシア音楽史 2 巻本,バルトーク室内楽に関する論文集,等々に目が止まる。O'Reilly 原書コーナーで TeX 本を探してみたが,やはりなさそう。寺山修司やアレクサンドル・ソクーロフ,フランス・フィルムノワールの映画 DVD コーナーに誘惑される。リチャード・ストールマンのエッセイ集と,中世武家短歌の伝統に関する本を購入した。
長尾高弘訳
アスキー
帰宅して,Mac OS X Snow Leopard に Emacs を組込む。Bazaar で最新 trunk を落として来て,ChangeLog を確認したら,メジャーバージョンが 24 に上がっていた。前提となる画像・フォント周りのライブラリを configure エラーが出るたびにいちいち追加するのも面倒なので,MacPorts で gimp を組込み,その筋のライブラリがわんさか勝手にインストールされるようにした。Emacs はこれですんなり make できた。
Wnn7egg でまたもやトラブル。起動してしばらくするとミニバッファに "backend timeout" が出て elisp 処理が中断する。その原因を探ったら Wnn7egg の egg-use-input-predict 関数,つまり楽々入力機能の指定のところであった。これを外せば OK になった。それでも,一発目の変換でしばらく考え込み,"backend timeout" が出る。その後は問題なく変換できる。Emacs を起動して最初の Wnn7 変換だけ時間がかかるのである。
よい辞書を備えたフリーの仮名漢字変換 IME がないので,私はいまだに Wnn7 を使っている。FreeBSD サーバ上で jserver を稼働させ,Mac OS X のクライアントからネットワーク越しに変換するのである。FreeBSD の版が新しくなるたびに面倒なライブラリ調整をしなければならず,いい加減 Wnn7 から足を洗いたいのだけど。でもオムロンは新しいバージョンを出してくれない。
Mac OS X Snow Leopard で X11-Emacs を使うなら,キーボード設定を変更したくなるはずである。C-SPC でリージョンをマーキングできるように,Spotlight のショートカットキーを変更しておくことをお勧めする。また,X11 の環境設定で「X11 のキーボードショートカットを使用可能にする」をオフにしておかないと,M-w で Emacs が終了してしまう。私はシステム環境設定・キーボードで,ファンクションキーを fn キーなしで使えるように設定する(ファンクションキーのほうがモニタの明度などのハード調整よりも頻繁に使うと思うのだけれど,デフォルトはそうなっていない)とともに,caps lock キーにコントロールキーを割り当てている。MacBook Pro には HOME, END キーがなく,それぞれでバッファの先頭,末尾にジャンプする使い方には工夫が必要である。.emacs で (global-set-key [M-up] 'beginning-of-buffer) などとして,M-up で HOME と同じ動作をするように設定しておくとよい。
※ 7.21 付記
Wnn7egg の一発目変換タイムアウト問題はその後解決した。記事『Wnn7egg on Emacs 24.0.50.1』を参照。



こんにちは。Здравствуйте)))
昔,掲示板でお世話になったものです。
お元気ですか?
LaTeXは全然使っていませんが,
半年前にMacBookを購入し,Emacsは試しに少し使っている現状です。
ロシア語はよく分からないのに,Vkontakte.ruに登録していますが,
結局あまり利用していません。
在露コリアンと会話ができるよと聞いて登録したのですが,
私自身があまり社交的ではなくて,声をかけないままです。
あ,でも韓国のロシア人留学生と知り合いになりました))
Скажите, пожалуйста
もし良かったら教えてもらいたいのですが....
私が使っているISPがOP25B(Outbound Port 25 Blocking)を導入したのですが
Emacs + Semi-Gnusでの対応方法について説明してあるページを
ご存知ではないでしょうか??
Semi-Gnusでなくても別のMUAでも良いです。
メール環境がWindows98 + Meadow + Semi-Gnusを10年使って来ていて
でもOP25B対応の方法が分からず,Meadowから送信できずにいます。
今は仮にMacでEntourageを使って送信しており,
Win98上のMeadowでもメール受信だけはしています。
このままMacでEntourageを使ってもいいのですが,
できれば今後もEmacsでメール管理したいなと思うのです。
Unicode対応も進んだし)))
自分で調べて試さないと身に付かないのは承知していますが,
もし良かったらご教授ください。
尚,Emacs23はMacWikiのCocoaEmacsの説明の所を読んで
インストールしました。
chiyu さん,お久しぶりです。
OP25B の件,Semi-Gnus を使っていないないのでよくわからないのですが,
submission port を使う方策はあるのではないでしょうか。
私が使っている Mew では,smtp の定義に (setq mew-smtp-port "submission") と
入れればよいです。
mew-smtp-server, mew-smtp-user 変数も同時に指定しておき,メール送信
する際にプロバイダのパスワードを入力する,私はそういう運用しています。
http://yasuda.homeip.net/rus2/mew.html に mew 用の elisp の例を書いて
あります。
ありがとうございます。
やってみたら,できました。
submission portを使う方法をさがしていて,
SSL関係のプログラム(STARTTLS?)をインストールしないといけないらしい,
という所までは調べたのですが,
やってみてもいろいろと上手く行かず,
何が何だか分からないままだったのです。
でもYASUDAさんの説明ページを読んでて,SSLの話がないので,
もしかして,と思い,そのとおりに設定してみたら,
あっけなくメール送信できました^^;;;;
MEWに乗り換えるか,Semi-GNUSの設定をさがしてみるか,
いずれにせよ,道が見えました。ありがとうございます。
先きが見えたようでなによりです。
Semi-GNUS についても,マニュアル(とくに変数の説明)を丹念に
調べるとなにか見つかるのではないでしょうか。
ありがとうございます。
まだSemi-gnusまではたどりつけていませんが,
少しずつ調べています。
とりあえず,やっとMewでHTMLメールが表示できるようになりました。
1. w3mがうまくmakeできず,結局Finkなるものをインストールし,
コマンドラインからw3mインストールした。
2. MacでのEmacsのパス構成がよくわからずとまどったが,
なんとかemacs-w3mをインストールし,
Mewで表示できるようになった。
もう少しLispパッケージのインストールを練習してみます。
Carbon Emacsには最初からMewが入っていたのですが,
Emacs23の方には入っていなかったので,こちらに
いろいろLispパッケージをインストールしてみるのも,
試してみるつもりです。