2011年6月Archives

民主党の茶番が自民党にまで伝染したようである。どうして永田町の先生たちは「ふつうのこと」ができないのだろうか。ふつうのこととは,日本国民にとっての課題をおのれの良識に基づいてまじめに議論し合って,ものごとを決める,ということである。野球選手がグラウンドで野球をするように,国会議員は,わが国最高決議機関である国会で議論をして決議をする,そういう選ばれた人ではないのか。菅総理が辞める辞めないというのは,ハッキリ言って二の次,三の次ではなかろうか。ふつうのこと(ひらがなで書いてあげる)をしてください。

ま,それはそうとして。この記事に付いた自称「憂国の士」たち,その実ただのヒマ人たちの浅はかなコメント。「売国奴」という言葉がホント好きなんである。われわれが仕事でつらい思いをしている真っ昼間から,パソコンに向かって Yahoo! や2ちゃんねるへの書込みしかしない,愛国心に取り憑かれたこういうグータラ・ヒマ人たちこそが日本をダメ国家にしている — というのが私の確信である。政治家の所為ではないのである。

今日は暑かった。顧客との打合せでさんざん叩かれ,次のアクションを如何せんと思い悩みつつ帰社する途中,六本木通りで右翼の街宣車が戯言をまくしたてているのに出くわす。この野郎,働きやがれ。で,家に帰って来て Yahoo! ニュースをみると,今度は「売国奴,売国奴,売国奴,...」である。ネット右翼め,パソコンの前でカチャカチャほざいてないで,働きやがれ! この暑さで俺の脳ミソもウニ状態となってしまったのでありました。

19 日の日曜日,サッカー・ロンドン五輪アジア地区第二次予選がいよいよはじまった。U-22 日本代表は危なげなくクウェートに勝利した。落ち着いてプレーすればアウェイとなる次戦でも充分に勝算のある,そういう試合運びであった。3 点取ったことよりミスによる失点をことさら悔やむ選手インタビューに,私は頼もしさすら覚えた。

この U-22 代表は,昨年の広州アジア大会で優勝した時のメンバーを引き継いでいる。香川選手や宮市選手など海外でも注目されるネームが想定されたにもかかわらず,今回彼らの代表招集は見送られた。海外クラブチーム所属という彼らの事情もあるのだろうが,これは関塚監督のポリシーなんだと思う。突出した個よりもチーム力の全体的向上を目指した選考だと思う。広州大会で話題になった「雑草」的強さ。もちろん私は関塚さんを支持します。

今週,クウェートでの試合が観られる。次は永井選手のプレーを観られるかな。今月末には女子サッカー・ドイツ・ワールドカップもはじまる。そぞろなる今日この頃であります。

阪神どうしちゃったの?—その2

今夜は Yahoo! スポーツの一球速報で阪神 VS 日本ハムの試合を観ていた。こういうのも観戦というのか。日ハムはエース・ダルビッシュ有。こりゃ勝てるわけがないと思いつつ,片や麻雀ゲームをしつつ,暢気に試合運びをチェックした。

阪神どうしちゃったの? ピッチャーがヘボで,バッターが大振りの穴だらけのチームなのに,城島捕手が欠場し金本アニキがスタメン落ちした瞬間に,素晴らしい投手戦を演じるようになってしまった。相変わらずブラゼルがボール球を景気よく空振りしてはいるけれども(彼は 20 打席に一回ホームランをかっ飛ばせばよいメンツなのでそれでよいのである),上位打線があのダルビッシュから 2 点をもぎ取って勝利するなんて,この前私が愚痴をこぼしたダメ虎らしからぬ勢いであった。昨日といい,今日といい,阪神もこういう試合ができるじゃないですか。真弓監督もほっとしているところだろう。

こういう緊迫感のある試合をこそ観たいのである。投手戦はノーアウトランナー一塁程度でもハラハラする。送りバントか,盗塁なんかされるとヤだなぁ,みたいな緊迫感。1--0, 2--1 みたいなスコアで競り勝つところを見られることこそが,ファンとしての醍醐味なんである。パッコンパッコン打ってくれなくてもいいんである。

平行して遊んだ麻雀ゲームでも珍しく私は半荘 6 回連続でトップをとりました。こんなことこそどうでもよい。今宵は満月。どうだろう,さやかに見えるのか知らん。

。。。

今日のお休み,テレビで J1 サッカー,プロ野球を観た。

柏レイソルは私の贔屓にしているチームである。昨年はまたしても J2 落ちしてしまいがっかりしたけれども,J2 では最強のチーム状態を維持し,今期 J1 昇格後は,なんと首位を走る好調ぶりなんである。今日対戦した横浜マリノスも今期は結構好調で 3 位に着けていた。本日は上位対戦ということで,TBS がテレビ中継したわけである。試合は,レイソルが 2--0 でマリノスを完封した。久しぶりに中村俊輔選手,中澤選手のプレーを観ることもできてよかった。

レイソルは零セル(セレクトゼロ?)と揶揄されている。つまり,日本代表選出者が一人も在籍しない雑魚チームのような言われ方である。かつては玉田選手や明神選手などの代表がいたが,J2 落ちで草刈り場になってしまい,現在は「元」代表・北嶋選手くらいしか知られたタレントがいない。なのに今期は首位。ま,これがどこまで続くかは疑問なんだけど,今日の試合で,堅い守備と少ないチャンスを活かすメリハリのある攻撃とを観て,確かに強いチームであることが納得された。一人としてスター選手がいないのに,チームとして強い。とにかく守備がほんとうに堅い。こういうチームを観ると,個の力よりも組織的訓練・マネジメントこそが重要なのだと,そしてチーム勝負はなにより守備力が鍵を握るのだと,痛感させられる。監督のチーム作りということの大事さがよくわかるのである。

サッカーが終わってすぐ,今度はテレビ埼玉で西武対阪神のプロ野球デーゲームを観戦。所沢球場では一塁側にビジターが陣取るのを知りちょっとびっくり。テレ玉中継の — 当然のことながら — 西武ガンバレモードが微笑ましかった。

男前の能見投手の素晴らしいピッチングで阪神が勝利した。ここのところ阪神は打力不振で絶不調だったわけだけれども,投手が緊迫した投球を続けていると野手も緊張を強いられてプレーに切れが出て来る。そういう,阪神チームにはめったに見られない好ゲームを今日は見せてもらった。今期初の三連勝だという。ま,また負けはじめるのは間違いない。チームの体質は変わらないわけだから。私は,自分が観戦しているときによいプレーをして勝ってくれればあとはどうでもよい,という自分勝手なタイガースファンなんである。

それにしてもサッカーの後で野球を観ると,野球というスポーツのグータラ加減がよくわかる。辛い思いをしているのは投手だけなのである。毎日試合ができるわけである。サッカー J リーグは J1 で 18 チームがしのぎを削り,降格の憂き目があるのに対し,プロ野球は,セ/パ 2 リーグ制でそれぞれたった 6 チームの上位 3 位内に入れば A クラスということでシーズンの評価が得られ,しかも降格がない。それでいて野球選手は人気のおかげで高い給料を貰うことができる。それに引き換え。サッカー選手は — 一試合がハード過ぎて少ししか試合ができず,しかもチーム数が多くて降格があり,試合の少ない収益をたくさんの人で分け合わなければならず,選手生命はハードゆえに野球よりずっと短い。可哀相。野球と並べると不経済を絵に描いたような対照があるけれども,しかし,サッカーは全世界的注目を浴び,日本代表の活躍は渋谷のセンター街を狂わせるに足る国家的インパクトをもっている。

いやな夢

いやな夢を見た。私は傷痍軍人の持つ白い箱に義援金のお札を差し入れている。いや,お札ではなくて選挙の投票用紙だったかも知れない。曖昧だ。帝国陸軍の軍服に身を包んだその元兵隊さんは,右足,右腕がなく,顔じゅうに包帯を巻いていた。ただそれだけ。もっとなにかを見たような気がするし,もう少し脈絡があったようにも思うけれども,ほかには何も覚えていない。夜中にそれで眼を醒ました。恐ろしい夢。今こう書いても「どこが怖いのか」とお思いになるかも知れないが,その寝覚めは耳鳴りがして恐くて堪らなかった。

私は,5, 6 歳の幼い頃,昭和 40 年代前半だったと思う,大阪の国鉄天王寺駅で傷痍軍人を見たことがある。その場に凍り付くくらい恐ろしかった。傷痍軍人と言っても,なんのことかわからない人がほとんどだろう。戦争で四肢を失い働くことができなくなった元日本軍兵士の街頭で物乞いする軍服姿は,昭和 30 年代までは珍しくなかったようである。その頃もまだいたんである。私の見た傷痍軍人は,白い募金箱を抱え,ハーモニカを吹いていた。目の前にあるものがいったい何なのか,何故こんなことが起こるのか,何故に周りの大人たちがそれを普通のこととして何の気も留めないでおれるのか,まったく理解できない,そういうことが当時は世の中に満ち満ちていた。いや,今も満ち満ちているが気付かなくなってしまっただけかも知れない。

寝覚めのあとしばらくこの恐ろしい記憶に苛まれた。私はもちろん戦後世代であるが,傷痍軍人という形で戦争の恐怖の記憶を持つ最後の世代といえるのも知れない。そんなことを寝床で考えた。あれを目にし同情に満ちた恐怖に駆られた者が,仮にも戦争を肯定ないし賛美できるとは,私にはとても思われないのである。靖國神社でなにかの集団が帝国軍人の格好でお詣りしているのを目にする。私は彼らが白い箱を抱えていないのにほっとするのである。

体調わろし

昨日,顧客のクレーム対応のために仕事が深夜に及んでしまい,最終電車を逃してしまった。かろうじて JR 京浜東北線で川崎駅まで辿り着いた。そこから自宅までの 6 km を歩くことになってしまった。仕事の調子がよかったころはタクシーを拾ったのだが,もうそんな余裕はなくなってしまった。深夜 1 時ごろ,携帯に入れた音楽を聴きながら歩くのは苦痛ではなかった。途中セブンイレブンで買ったキリン一番搾りを飲み,フランクフルトを食いながら歩き,ショスタコーヴィチの 5 番のシンフォニー第 4 楽章のあのフィナーレのあたりで家に着いた。

翌日の今日,なんか体調がすぐれず。もう無理が効かないトシになってしまった。ちょっと早めに帰宅。そして,サッカー・キリンカップ・日本対チェコを観戦。FIFA 世界ランキングでは日本の後塵を拝しているけれども,チェコは,サッカーの実力も,勝負強さも,もっというと,国民の相対的な文化レベル・知的水準においても,日本よりもずっと上にいる国である(わが国が誇れるのは落ち目の経済力だけである)。そんなチェコを相手に,日本代表はよくやったと思う。無失点だったことを讃えたい。DF が相変わらずヘボだったわけだけど。

* * *

内閣不信任決議案は否決された。そして菅総理が辞めると言ったの言わなかったので,民主党はホント茶番と化した。この人たち,普通の常識の持ち主とはとうてい思われない生態のようである。まさに動物園。これが茶番に映るのも,次の首相候補がまた首を傾げさせる人たちばかりだからであるし,特例公債承認の国会通過を果たさなければならないこの非常事態に,下品な野次馬根性を刺激するばかりだからである。福島県の一部がもはや人の住めない地域と化してしまっているのに。民主党はこのネジレ国会で法案を通すために連立政権を画策しているようだけれども,そんなことしなくたって復興に向けた法案審議をまじめにやれば,野党だって聴く耳をもっているのじゃないだろうか。

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ISAO YASUDA。システムエンジニア。神奈川県在住。昭和 30 年代を懐かしむオヤジ。ロシアに興味があります。
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