もの思ふ秋

暑さ寒さも彼岸まで,とはよく言ったものである。台風が過ぎ,雨と風が夏を追い出してしまったような今夜の涼しさ。コオロギの鳴声も快い。心尽くしの秋は来にけり。Autumn has come. Наступила осень моя. 私にとって,クラシック音楽と古典文学とに浸る,もの思ふ秋。エロい夏とはいい加減おさらばします!?

今回の台風は日本列島を縦断し,関東一円でも大きな混乱をもたらした。昨日は夕方ごろから鉄道がすべてストップ。私は 20 時あたりまで残業したあと,横浜方面に住む子分たちと相乗りでタクシー(このご時世もちろん自腹である)を拾って,21 時少し前には帰宅できた。ところが,出版社勤務の妻は,社長のはからいで 15 時くらいには退社できたらしいが,品川で電車がストップになり,駅舎で半日足止めをくらい,家に辿り着いたのは 23 時ころであった。ま,東日本大震災時は全交通がマヒし東京都心から川崎の自宅まで歩かなければならなかった。それに比べればまだ幸いだったともいえる。
 

* * *

帰宅してサッカー・ロンドン五輪アジア予選,日本 VS マレーシア戦を,前半終了間際からテレビ観戦した。日本は圧倒的優位に試合を進めながらもなかなかゴールをこじあけることができず 1 点リードのまま後半を迎えようかというところだった。ま,結局 2--0 で勝ちましたので上出来であります。予選は試合内容よりも結果である。結果が得られれば文句を言うスジはない。

それでも。退いて守る超格下(そんなふうには見えなかったが)のマレーシア相手に,中盤でボールを支配できない U-22 日本代表は,見ている者が不安を掻立てられるには充分であった。中盤でのミスが多すぎる。ボランチの視野が狭すぎる。選手の距離感がむちゃくちゃでボールをもっても出すスペースがない。なのにきれいなサッカーをしようとする。ヒールパスで相手にボールを渡してしまう,わざわざ相手選手が密集している間にスルーパスを出してボールを奪われる。そしてそれで慌ててヘタに動かされて体力を消耗する。これじゃ予選突破できても欧州の強豪の前にはひとたまりもないという悲観が頭を擡げて来る。これまでのサムライとどこも変わらない。昨年の広州アジア大会での「雑草」集団はもっと可能性を抱かせてくれたのに。

後半に永井選手が投入されポストサッカーに切替えたのが若干功を奏したように見え,清武ー永井ー山崎の連動による素晴らしいゴールを観ることが出来た。けれども,格下相手なら鮮やかなパスサッカーで崩してくれよ,サイドチェンジをしまくって守備陣形を揺さぶって中に切り込んでくれよ,とまあ,不満たらたらで私は観ていた。疲れました。

とにかく初戦を取った。課題は監督,選手がいちばんよくわかっていると思う。次に期待したい。

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ISAO YASUDA。システムエンジニア。神奈川県在住。昭和 30 年代を懐かしむオヤジ。ロシアに興味があります。
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Written by isao at 2011年9月23日 00:10.

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